【アメリカの利上げ】FOMCメンバーの考え方の変化について。。

どうも、トレーダーの川相(@woddy3)です。

3月28日、フィッシャー副議長はテレビインタビューで、年内あと2回の利上げは「ほぼ妥当」のようだと述べたというニュースがありました。

2017年は、3月14日、15日のFOMCで、すでに利上げを決定していますので、「追加利上げが年内あと2回」ということは、トータル3回を見込んでいるということになります。

これについては、これまでも言われていたことなので、なんら驚くべきことではありませんが、
それでも、すこしだけ、これまでとは、様子が違ってきたような雰囲気を感じます。

ダラス連銀総裁の発言

これは、3月28日のダラス地区連銀のカプラン総裁の発言です。

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は28日、米連邦準備理事会(FRB)は積極的な利上げで米景気の腰を折らないよう注意する必要があるとの認識を示した。

総裁は講演で「金融緩和を緩やか、かつ忍耐強く解除することは健全だ」とし、利上げを急ぎすぎればリセッション(景気後退)を招く恐れがあるとの認識を示した。

僕は、このニュースを見た時、
「アメリカの利上げへの見方が少し変わってきたぞ」
と感じたのです。

カプラン総裁

カプラン総裁は、「中立」のスタンスと言われている方です。

2017年のFOMCメンバーに注目しよう。【タカ派?ハト派?】

2017.02.11

そして、それよりも注目しておきたいことは、
カプラン総裁の過去の発言を見ると、FOMCメンバーの見解に沿った内容を話していることがほとんどだ、という点です。

ですから、カプラン総裁の発言には、FOMCメンバーが、現在、どのような考えを持っているかのヒントがある、ということです。

発言内容振り返り

まずは、2月13日のカプラン総裁の発言です。

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)は早期に利上げに動くべきとの認識を示し、そうしなければ段階的に金利を引き上げるという計画を断念せざるを得なくなる恐れがあると指摘した。

そして、これが3月28日の発言。

総裁は講演で「金融緩和を緩やか、かつ忍耐強く解除することは健全だ」とし、利上げを急ぎすぎればリセッション(景気後退)を招く恐れがあるとの認識を示した。

2月13日の時点では、
利上げを早期にしなければ、リセッションの可能性を示唆していましたので、専門家といわれる方々の見解は、年内4回もあるとの見方を示してきました。

しかしながら、3月28日の発言では、
利上げを急げばリセッションを招く可能性があるとしていますので、今後は、ゆっくりと利上げをしていくだろうという見方ができるわけです。

これはつまり、
年4回の利上げは想定する必要がなく、今後は、ゆっくりと、2回の利上げを実施する流れだということです。

これまでは、

「年3回の利上げをする予定だが、場合によっては4回もある」

という雰囲気が、

現在は、

「年3回の利上げをする予定だが、急ぎすぎることはない」

という雰囲気に変わったのです。

利上げはいつか

ということで、現時点での利上げ時期を予想したいと思います。

2017年のFOMCの日程は、こちら。

  • 1 月 31 日(火)、2 月 1 日(水)
  • 3 月 14 日 (火)、15 日(水) 利上げ
  • 5 月 2 日(火)、3 日(水)
  • 6 月 13 日(火)、14 日(水)
  • 7 月 25 日(火)、26 日(水)
  • 9 月 19 日(火)、20 日(水)
  • 10 月 31 日(火)、11 月 1 日(水)
  • 12 月 12 日(火)、13 日(水)

3月、6月、9月、12月は、FOMC後にイエレン議長の会見があります。

トランプ政権の政策が、今後アメリカ経済にどのような影響を与えるか、不透明な状態でもありますから、5月、6月は様子を見たいところ。

と考えると、イエレン議長の会見のある9月、12月のどちらか、あるいは、両方。
場合によっては、7月、12月などの可能性も考えられそうです。

とはいえ、これは2回行われるという前提で、時期だけを見たものですから、そんなに意味はないですね。肝心なのはアメリカ経済の動向です。

そして、為替相場としては、
利上げを何回織り込むかが値動きに関わってきますから、
「今後、アメリカの利上げについて、市場がどう判断していくか」に注目していきたいですね。

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ドル円、ユーロ円、ユーロドルの専門です。テクニカル分析『ポイント&フィギュア(P&F)』を使って、チャートを分析し、裁量トレードをしています。ブログでは、日々の分析結果をアップしています。