ビットコイン(仮想通貨)はバブル。崩壊する日はくるのか。

ビットコインの状況を分析しています、トレーダーの川相”かわい”(@woddy3)です。

以前、ビットコイン(仮想通貨)については、自分が完全に乗り遅れた、という内容をまとめました。

みんな、ビットコインしてる?完全に乗り遅れた僕。

2017.09.11

ここでは、
SNSで盛り上がってるビットコイン保有者たちの様子を見て、僕もその盛り上がりに混ざりたい、というような話を書きました。

これまで、僕は、FXプレイヤーであることから、
わざわざビットコインまで手を出す必要がないや、と考えていたんですが、
このSNSの盛り上がりに、混ざり損ねている感が寂しくてw、

口座を作って、今後のビットコイン(仮想通貨)について、調べていたんです。

ということで、現時点で僕が感じている仮想通貨の今後について、まとめたいと思います。

ビットコインの値動き

仮想通貨の中でも、いわば基軸通貨と言えるのが、ビットコインです。

そのビットコインの値動きを、2014年から1年毎に比較すると、

  • 2014年1月・・・約8万円
  • 2015年1月・・・約4万円
  • 2016年1月・・・約5万円
  • 2017年1月・・・約10万円

となっています。

だいたい、2016年が終わるまでは、上昇したとしても10万円くらいまでの上昇でした。

しかし、上昇が加速したのは、この後(2017年から)です。

2017年5月には、一時30万円の値をつけ、SNS上でも大いに盛り上がりました。

その後は乱高下が激しいものの、
2017年9月には、50万円を記録。

2016年の途中までは、上昇したとしても10万円くらいまでの上昇だったにもかかわらず、2017年は急激な上昇を見せているのです。

「ずっと前に買った人は、10倍になった」

という話も聞きますし、
ビットコイン以外の仮想通貨は、もっと大きく上昇していますから、

2017年は、仮想通貨への夢が膨らんだ年と言えそうです。

仮想通貨への夢が膨らむとSNSが盛り上がる

当然ながら、短期間で資金が何倍にもなる投資が実在するならば、SNS上は大きく盛り上がることになります。

仮想通貨のブログを書いている人は、自分の資金の増え方をPRし、そして、仮想通貨が取引できる会社の口座開設を勧めるアフィリエイト活動に精を出します。

仮想通貨で自分の資産を増やすことと、
口座開設による広告収入(アフィリエイト収入)の
二重の収入を得れる最強の環境が整っていることから、

SNS活動は、さらに活発さを増すわけです。

2017年のビットコインの上昇の大きな要因の一つには、
SNSによるもの
が大きいのではないかと考えられるのです。

ビットコインが上昇する理由

2017年に、ビットコイン(仮想通貨)が上昇した理由について、もう少し分析をしたいと思います。

仮想通貨の売買益は、税金がどのようになるのかが、ずっと不透明な状況でした。

現在、株やFXは、確定した利益の20%が税金となるが、
仮想通貨はどうなるのか、

ずっとわかりにくい状況が続いていました。が、2017年の9月に仮想通貨の売買駅の税金が国税庁のホームページに公表されました。

「雑所得」扱いになるということで、
大きな利益を出した場合は、最大で50%の税率になるということでした。

つまり、
何十倍にも増えた仮想通貨の価値を、円転(仮想通貨を円に変えること)すると、
多くの税金が取られることになる、
ということです。

仮想通貨は買って保有する

利確すると多くの税金が取られる。

このような状況から
仮想通貨を保有する人たちは、次のように考えるようになります。

いずれ、いろいろな場所(リアル店舗やネットショップ)で、仮想通貨が決済として使えるようになるだろうから、
決済せずに、保有し続ければ、価値は上がったまんまで、使えるはずだ、と。

しかも、徐々にリアル店舗やネットショップで使えるようになっていくのだから、
もっともっと仮想通貨の需要は高まって、
さらに価値は上がっていくはずだ。

もうすでに、過去と比べると、何倍にも何十倍にも価値は増えているけども、今後もまだまだ上がることになるだろう、と。

ここに、仮想通貨のバブルが生まれました。

僕は、少なくとも、仮想通貨は完全にバブル状態にあると判断しています。

その理由は、
上でも述べた通り、

税金や今後、仮想通貨がリアル店舗やネットショップで使えるようになっていく状況を期待することによって、

”買って保有し続ける”というのが、スタンダードな考え方になっているからです。

つまり、
どんどんと買いは増えるけど、
売りは全然出てこない状況、
となっているのです。

需給のバランスを考えれば、
市場原理によって、上昇しか起こらないのがわかると思います。

これが、バブルの状況ということです。

過去のバブル

日本は、1980年代後半、バブルの崩壊を経験しています。

プラザ合意によって、ドル安誘導政策がとられ、
その結果、円高がどんどんと進んでいったわけです。

1985年プラザ合意の時には、1ドル240円だったのが、
その1年後の1986年には、1ドル170円まで円高が進みました。

本来なら日本は円高不況を迎えるはずでしたが、そうはなりませんでした。
株価も下がらず、土地も値段も下がらず。

1ドルが100円割れに近づいても、日本経済は強かったのです。
このころの流行り文句が、
ジャパン・アズ・ナンバーワン。

円高が進むにも関わらず、円高不況にならずに、好調な経済に、日本人は浮かれていたのです。

また、この頃、アメリカが地方の景気を回復させるために、金利を引き下げました。そして、1987年にアメリカは金利差を維持するため、日本の金利も引き下げるように求めたのです。

日本は、バブル経済の中にあって、低金利政策を実施することになりました。(普通はバブル経済が起こらないように、金利を上げて、市中からお金を引き上げなければならないのですが、その逆の政策をとることになったのです)

その結果、銀行は、お金をどんどん融資することになり、そしてそれは、株、土地、建物の価格上昇をさらに加速させる結果となったのです。

ここに、世界史上最大のバブルが用意されました。

バブルの崩壊

バブルの崩壊は、土地神話の崩壊がきっかけになったと言われています。

人口に対して、増えすぎるマンション。住む人もいないのに、投機目的の買いが殺到するから、価格の上昇が起こる。(売りがなく、買いが殺到する状況)

でも、ある時、こんな疑問を持つのです。

需要がない(住みたい人がいない)のに、価格が上昇するのっておかしくないか?

この疑問が出始めると、買い手は徐々に減ってきます。
買い手がなくなれば、価格上昇は起こりません。

価格の上昇が止まれば、
今度は、さっさと売り払いたい人が増えてきます。

今度は、売り手が殺到することになります。
すると、価格は一気に下降するのです。

日本が経験したバブル崩壊では、
1千兆円を超える資産が、吹き飛んだ、と言われているのです。

仮想通貨の状況を再確認

さて、話を戻して、仮想通貨です。

アフィリエイターやSNS上でインフルエンサーと呼ばれる人たちは、
仮想通貨の上昇に乗って、
どんどんと個人に仮想通貨の取引を紹介しています。

しかも、現在は、仮想通貨の税金面の不利さもあって、
いずれ、リアル店舗やネットショップで使えるようになるだろうから、今のうちにどんどん買って、

価格が下がっても、どんどん買い増していきましょう

と、紹介しています。

もちろん、紹介している人たちは、これから法整備がすすんで、仮想通貨が決済に用いられる社会が近いうちに実現することを信じているのだと思います。

確かに、今後、法整備が進み、リアル店舗やネットショップで、主要な決済方法として使われる日は、くるかもしれません。

しかし、そうなったからといって、
仮想通貨の価値が上がるのかと言われると、それは別の話です。

なぜなら、
仮想通貨が、社会のいろいろな場面で使えるようになればなるほど、
円転(仮想通貨を円に変える)する環境も整うということだからです。

つまり、
現在の、買い一辺倒の状況はなくなり、
売りが増えるということです。

つまり、それは、適正な価格メカニズムによって、一方的な上昇が止まることになる、ということです。

さて、これからは、
僕らが歴史から学ぶ場面です。

1980年代後半のバブル崩壊では、
価格の上昇が止まり始めた時、
急激な売りが始まるきっかけとなりました。

それは、上昇分を打ち消すだけでなく、それ以上の暴落を生んだのです。

仮想通貨の世界はどうでしょうか。

現在、一方的な買いによって、バブルが用意されているとするならば、
決済手段として普及すればするほど、売りが増えることになり、

そして、それは、仮想通貨の上昇が止まることになります。

そして、上昇が止まり始めた仮想通貨に対して、これまで買い一辺倒だったプレイヤーは、我先にと売り始めるのかもしれません。

そうなると、想像以上の、大きな調整局面を迎えることになるでしょう。

もしかすると、
仮想通貨の暴落は、もうすぐそこまで迫っているかもしれません。あるいは、まだ先なのかもしれません。

それは、誰にもわかりません。

ただ、以前、日本が経験したバブルが、土地神話の崩壊をきっかけにはじけたのと同様に、
何かがきっかけになって、仮想通貨バブルの終焉を迎えることになるのではないでしょうか。

最後に

トレーダーは、冷静な判断ができなくなった時、資金を失うことになります。
そして、なぜか、多くのトレーダーは、冷静な判断ができなくなるものです。

なぜ、冷静になれないかというと、自分のポジションの方向に期待するがゆえに、それ以外の可能性を受け入れなくなるからです。

現在、SNS上を賑わせている方々は、
当然、仮想通貨のロング保有者です。

彼らは、仮想通貨がこの先もどんどん上昇を続けることを期待するがゆえに、その以外の可能性は、簡単には受け入れることができないのです。

そしてこれは、
SNS上で、どんどん上がるという情報が蔓延する(拡散する)ことにつながります。

現代においての、バブルは、どうやらSNSがきっかけでより大きなものへと成長していくことになりそうです。

少なくとも、僕らトレーダーは、蔓延する情報に流されず、冷静なる判断のもとで、ポジションを取りたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

ドル円、ユーロ円、ユーロドルの専門です。テクニカル分析『ポイント&フィギュア(P&F)』を使って、チャートを分析し、裁量トレードをしています。ブログでは、日々の分析結果をアップしています。