PERで見ると割安!?「よし!買おう」という誤った判断

PERとはどういう指標なのか

PERって知っています?こんにちは、川相有高(@woddy3)です。

本日は株式市場でよく見られるPERという用語とこれに関する間違った判断についてまとめました。

PERとは

PERとは株価収益率のことです。株価収益率=price earnings ratio の頭文字をとったものですね。

そして、PERは次のようにして求められます。

wikipediaより引用

株価収益率は株価を一株当たり当期純利益で割ったものであり、次の式で求められる。

  • 株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益

株主の側から見れば、「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」という指標として見ることができる。一方企業の側から見れば、「株主からの出資をどれくらいの利回りで運用しているか」という指標の逆数と見ることができる。
また時価総額を当期純利益で割ったものと言い換えることもでき、次の式で求められる。

  • 株価収益率 = 時価総額 ÷ 当期純利益

利益が減ると、株価収益率は増加することとなる。一般に株価収益率が業界平均値と比較して高いときは、当該企業の株価は割高とされる。

PERは、一般的に14倍から20倍くらいが適正な水準と言われていますので、これよりも高いと割高、14倍よりも低いと割安と判断することが多いです。

PERの注意点

株式市場では、専ら、期末で予想される当期純利益をもとにPERを算出する「予想PER」が重視されています。

つまり、当期純利益の予想値を使って求められているわけですね。

「現在の分析によると、PER13倍なので、割安と考えられる。買いだ!」との判断するのです。

でもこれって、すごく危険だと思いませんか?

なぜなら、利益予想が下方修正されれば、PERなんてすぐに上がってしまうからです。

「PERが低いから割安と思っていたのに、利益予想が下方修正されたため、割高になった」という失敗も十分に考えられるわけですね。

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また、株価が下がってもPERは下がりますから、一見、割安になったと判断してしまいがちです。でも、株価が下がるということは、業績も下方修正される可能性があるということです。

結局、利益予想が下方修正されれば、割安感はなくなるというわけですね。

割安感から買うのは危険

このブログでは、「逆張りは危険だ」と伝えてきました。

日本人は逆張りが好きで、特に、下げ過ぎた時に買いたくなるのです。

というより、「下げ過ぎた時に買わないと損だ」と感じてしまうという方が正しいかもしれません。

利益を取り逃がしたくないという気持ちから、PERが低いと聞くと、買いたくなる衝動にかられるのです。

でも、ここまで見てきましたように、PERが低いから買いというのは、愚行ですよね。なぜなら、下方修正によってすぐに変わってしまう数字だからですね。

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ということで、逆張りロング好きな株トレーダーの方々は、十分に注意してくださいね!

以前、まとめたこちらの記事も参考になるかも!

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2016.09.22

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ドル円、ユーロ円、ユーロドルの専門です。テクニカル分析『ポイント&フィギュア(P&F)』を使って、チャートを分析し、裁量トレードをしています。ブログでは、日々の分析結果をアップしています。