トランプがメキシコを徹底的に口撃する理由

どうも、川相有高(@woddy3)です。
大統領選挙前から、トランプ氏のメキシコへの強気の姿勢は、ニュースでもよく目にしました。
メキシコとの国境に壁を作る、という本当か嘘かわからないような選挙公約は話題を呼びましたが、今や「壁の費用はメキシコ政府に出させる」とまで公言していますからね。
そんなメキシコへの口撃が止まらないトランプ氏。なぜ、こんなにも口撃するのかについて、まとめたいと思います。

NAFTA(北米自由貿易協定)

はじめに、知っておきたいのは、NAFTAです。北米自由貿易協定。

NAFTA(北米自由貿易協定)とは、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国による自由貿易協定のことです。

自由貿易とは、関税なしに貿易するということ。

関税がないということは、

人件費の安いメキシコには、製造工場がどんどんできることになります。
メキシコで作って、アメリカで売ればいいわけですからね。

大規模な製造業の自動車業界は、まさにその動きをとったわけです。

自動車をメキシコで製造し、アメリカで売るという流れです。

雇用を生むための方法

トランプ大統領は、「アメリカに最大の雇用を生んだ大統領になる」と言っています。

つまり、大きな目的の一つには、国内に製造工場を増やし、雇用を増やすことにあるということです。

「外国で作ってアメリカで売る」というスタイルをとっている企業は、口撃の対象になるのです。ツイッターでの口撃、いわゆるトランプ砲の対象になるということです。

で、その通り、トランプ砲は、アメリカの自動車業界や日本企業のトヨタ自動車にも放たれたのです。

「メキシコで作って、アメリカで売るのなら、関税を高くする!」
と口撃したのです。

NAFTAによる製造業の流出

企業への口撃と合わせて進めなければならないのは、人件費の安いメキシコで作れるメリットを潰すことです。

企業経営からすれば、当然、安く作れるメキシコは魅力的なわけです。

これもNAFTAによって、「関税なしで貿易できる」ということが一番の理由になります。

トランプ氏からすれば、
「NAFTAによって、アメリカから製造工場がメキシコに流出している」という認識になるのです。

となると、雇用を最大に生む大統領になるためには、
NAFTAの再交渉、あるいは、脱退
という選択肢になるわけです。

まとめ

アメリカに製造工場を呼び戻す方法は、

  1. 企業にアメリカに工場を作ろうと呼びかけること(方法は過激ですが)と
  2. アメリカで作った方がメリットがあることを約束すること
  3. そして、関税ゼロによって、メキシコがアメリカから製造業を奪っていることを国民に認識させること

にあるのです。

NAFTAはきっと脱退への道を辿ることになり、それを受けて、今後、企業はメキシコ工場をどうするのか、新たにアメリカに工場をつくるのか、経営判断を迫られることになるのです。

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